コーン紙の芯出しが完了したら、ユニット本体を伏せてコネクター端子にボイスコイルの引出し線を半田付けします。意外と忘れやすいです。
再度コーン側を天面に向け、最終的にボイスコイルの擦れがないかテストをします。
ここで擦れが発生したら、ダンパー押え金具を再度緩め、前項目のやり直しです。
OKならば、矢紙のマイナスネジを全部軽く締め、ダンパー押えナットも適度に締付けて完成です。
皮エッジを指先できれいな丸凸になるよう、何度も伸ばします。
出来上がった修理品はしばらくは馴染が悪いですが、使うほどによくなります。
ただ、革を柔かくする目的で革用ワックス等の使用は、かえって硬化させますのでやめたほうが良いようです。
これでHPDのメンテナンスは終わりにします。