しばらくビーム管6AQ5 PPアンプをWE755Aレプリカスピーカーに使用していたが、その後topping TP10mk4に変更していた。
しかし、やはりどうもしっくりこないので、6AQ5を7189Aに変更して、7189A3結PPアンプに改造してみた。
7189Aは6BQ5の最もプレート損失の高い球で、その中間に7189という球がある。
これを3結で使用するのはもったいないが、手持にこれしかない。
プレートに300Vをかけても、きれいな正弦波の最大出力は3Wである。(シングルでも1.5W程度)
もともと最初は、7189A 3結PPで組んだアンプで、当初は米国BENDIX社の軍用出力トランスを使用していた。もちろん秋葉原の真空管部品ショップで中古品を購入した物である。
良い音がしていたが、大きさ重さがある割に低音が出なく、外して処分した。
その後には東亜変成器の安価な汎用品が取り付いた。
ざっとこんなシャーシ内部と外観である。
回路は標準的アルテック型PP回路である。
負帰還もかけていないので、トラブルの心配はまったくなく、力のはいった良い音がする。
まあ、メーカーでは絶対に販売しない類いである。