中国製デジタルアンプの最初は中国からではなく、Appleコンピューターからである。
有名なtripath ICは最初にTA1101Bとして、アップル製品に採用されたようだ。
その後、テレビからパチンコ台まで無数の製品に使用されたTA2020は多分マニアで知らない人はいないであろう。
それに続くTA2024はTA1101Bとほぼ同一品である。
さらにデジタルアンプICは多くの種類が生み出され、そろそろ基本的性能には限界に達している。
出力が大きくなっただけなのである。
殆どが同じ特徴を有するが、tripathだけは次元の異なった音がする。と感じるのは私だけではないであろう。
各社のICをテストすべく延べ数十台近くのセットないし完成基板を買ってみた。
完成品では、3〜4台同型番を入手するもすべて音が違う。
レビューでの感想はあまり参考にならないようだ。
中を開けて見ると、パーツが1〜10個位それぞれ各種皆異なっている。
良い音だとメーカーが採用しても、人気が出て量産し始めると、部品の調達が困難になっているようだ。
全部が全部ではないが、どちらかというと初期生産品が良い音がする。
この話にはまだ続きがある。
今日はここまで。