2023-01-01から1年間の記事一覧

演歌歌手の一生現役は難しい

先日、NHKローカル局の放送で70歳になる現役歌手が新曲を歌っていた。 まず気になったのが、声にデジタルエコーをかけ過ぎてとても歌唱とは思えない。 デジタルエコーであるから、トンネルの中で声を出す反響とも違う。 実は最近CDを買う機会が多いが、高齢…

MCトランス内蔵カートリッジ

オルトフォンのカートリッジにMCトランス内蔵品が発売された。 40年ぶりであるそうだ。 一般的にトランスは小さいと高域特性が優れ、大きいと低域特性が良い。 コア材はケイ素鋼板、パーマロイ、アモルファスなどがあるが、これもどれが良い悪いと言う訳では…

2023インターナショナルオーディオショー

オーディオショーが始まった。と言うか今日時点で終わった。 今年はオンラインでざっと見ると、円安で一段と高価格になっている。 特別な新しい技術は見かけないが、とにかく価格が高い。 庶民は見に行くだけなら、目の保養によい。 例えばターンテーブルが1…

伊藤喜多男氏製作アンプ発表会

かなり昔の話である。 無線雑誌で伊藤喜多男氏が自身の製作したアンプの発表会をするということで、参加者を公募した。 場所は池袋の大きな喫茶店だったと記憶する。 まだ若かった私は是非聞かせてもらいたいと一人で出かけた。 ご本人の自己紹介に始まり、…

ガチガチのWE91Bアンプマニア

ネットを閲覧していたら、多くの賛同と反感がありそうな、「機械に拘束された人」の記事を見つけました。 https://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/8b2174019649ca30621f92fe35057bf8 これがそのブログです。 機械が音楽を奏でる。と言った印象です。 音楽はも…

これは音が良い、と言う無責任表現

よく製品の評価で、これは音が良いと言う表現があるが、この音が良いとは何であろう。 音が良いという言葉使いは、はなはだ無責任な表現である。 音響機器で音がよいと言うのは 万人共通の音のよさに加え、個人の好みに重点がある。 例えばデジタルアンプが…

マランツCD34トレイギア自作

CD34のトレイギアはオークション等で色々な種類が販売されている。 CDがこの世に誕生して数年後に販売された機械であるから、オリジナルギアが装着されているセットはもう現存しないであろう。 最近は3Dプリンターなどが普及してコピーする事が出来そうだが…

アッテネータの製作例

最近は新たな製作例がない。 高齢化で挑戦気力がやや薄らいでいる。 そこで、まだアップロードしていない音量調節器を上げてみたい。 この機材は31年前に製作して、現在もバリバリ現役である。 特徴は細長く、VRが後部にありカップリングでシャフトだけを全…

LHH500用インプットトランス

前回ブログでLHH500の出力は、内部出力トランス経由のバランス出力XLRコネクターからと記述した。ついでに出力周りをアップしたい。 LHHシリーズで出力トランス内臓はLHH1000,LHH2000そしてLHH500の3機種のみである。 LHH500の規格 アナログ出力端子 出力レ…

45歳未満の人が知らないCDプレーヤー

CDプレーヤーは1990年頃以降を境に大きく変化した。 大まかにいうと、デジタルアンプに例えるとトライパスのICとそれ以外のICの違いであろう。 細かい電子工学は専門書にあるが、要はD/Aコンバーターがマルチビットから1ビット方式に入れ変わったと言う事で…

philips LHH500トレイベルト(小)交換

ちょうど1年位前に、クランパーベルトの交換をこのブログにアップしている。 今回はもう何年ぶりか、久しぶりにトレイの動きが不安定になり交換する事にした。 なんせ古い機械であるから、もう3度目位かと記憶しているが、これまですべて規模の大掛かりな分…

2000年前後の歌謡曲はよい。

高齢になると、聴く音楽の主流が変ってくる。 私の場合、20代からしばらくはクラシックやジャズ等、歌のないものが多かった。 もちろん美空ひばりや島倉千代子そして都はるみ等を聴いていなかった訳ではない。 テレビやラジオでよく聴かされていた歌しか知ら…

WE300Bシングルアンプのメンテ

もう10年以上、中を開けて来なかったWE300Bシングルアンプであるが、最近音が甘くなった。 それでメンテナンスチェックをしてみた。 まず、ACのコンセント電圧だが数十年前は105Vあったが、今回測定してみると100.1Vとほぼ定格電圧である。 (セメント抵抗が…

何があったのか、早くも転売のWE300A

つい先日160万円の高値で落札されたWE300Aが、もうオークションに出品されている。 現在進行形の出品である。 即決価格は180万円と20万円ほど値上げである。 WE300AやWE300Bアンプが、真空管本体だけで特別高度な音がするという訳ではないのである。 前回の…

WE300Aが2本で何と160万円

これはつい先日オークションで落札された物 WE300Bの初期のWE300Aである。 昔はよく偽物騒ぎがあったが、よく見ると本物のようである。 開発が1930年であるから、90年ほど経っている。 当時は勿論モノーラルの時代であったから、2本揃うことはそれだけでも珍…

オーディオ人生は儚いものである

最近ネットオークションを何気なく見ている。 必要な物を物色する事もあるが、ただ見ている事が多い。 特にビンテージものが見ていて面白い。 最初は1円が100万円位になる物も珍しくない。 こうした珍品は多分遺品整理で、遺族が価値を知らずに遺品整理業者…

今さらながら中国製真空管アンプを買ってみた

最近の中国製電子部品は優秀である。 というか、日本では利益の出ない仕事はしない。という事であろう。 それが見えない形で日本の技術力を低下させている事に気がついている人は少ないようである。 オーディオの世界ではとにかく部品が高くなった。新品が高…