ちょうど1年位前に、クランパーベルトの交換をこのブログにアップしている。
今回はもう何年ぶりか、久しぶりにトレイの動きが不安定になり交換する事にした。
なんせ古い機械であるから、もう3度目位かと記憶しているが、これまですべて規模の大掛かりな分解をしている。
全面パネルを外し、メカブロックごとダイキャストフレームから取り外す作業である。
これが結構大変な作業であった。
メカブロックごと外し単体になれば、あとは大したことはないが、やってみるとそれなりのリスクがあり緊張する。
殆どの作業者は同様の工程を経て修理をすると思われる。
しかし、今回はそのままの状態、つまり左右側板と天板を外しただけで、メカブロックを外さずに挑戦してみた。
どうも丸い光ったガイドレールとメカフレームの間にピンセットを入れる事により出来そうである。
早速長いベルト(外側)から、ピンセットで外す。障害物がないのですんなり外れた。
次は短いベルト(内側)を外す。これも意外に上手くいった。
画像は新しい物が取り付いた状態である。
ベルトはオークションで入手した物である。
このベルトは格子状の模様が入った平板材のゴムを、円形に打ち抜いた簡易製造品であるが、この模様が滑り止め効果がありそうである。
現在LHH500の交換ベルトは、どうもこれしか入手出来ないようである。
ピンセットひとつで出来るので、是非お試しください。
【追記】ベルトの取外しは小径プーリ側にピンセットの先を引っ掛けると取外し易い。
また、新しいベルトをセットする時はあらかじめ大径プーリーにベルトを掛けておき、ピンセットの先で小径プーリーに回し込むようにはめるとうまくいく。
【注】今回、トレイベルトの大きい方は交換していません。伸びていたのはモーター軸にかかる小さい方のベルトだけです。
2023.6.28 トレイベルト(大)が捻れて掛かっていました。修整しました。