WE274A(B)という有名な整流管があるが、WE300Bとほぼ同じフィラメントの加熱速度を有しているが、他のメーカー製品では整流管と出力管が作動開始が同期しない。
その他半導体によるB電源供給、フィラメント用定電圧スイッチング電源もある。
これらはもっと直熱型真空管とは、かけ離れた性質を有する。
確かに製作したばかりの段階では、上手く行ったと思えるのだが、1年も経たないうちに問題にでくわすであろう。
結論として、B電源に関しては電源ONで20秒程遅れて電圧供給、電源OFFで即刻ゼロが好ましい。この時平滑コンデンサーも適正抵抗で短絡する。
そしてその時点から、即電源ONでも20秒遅れで電圧供給をしなければならないと言う事である。
もし、こうした回路を考え出す位なら、WE274Aを使った方が手っ取り早い。という方はそうなされた方が、「さすがはWE274Aは音が良い。」という事とは別次元で正解である。
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