300Bシングルアンプの難しさ、その3

300Bアンプで一番不良率の高い部品は、多分真空管300Bそのものであろう。

老衰で亡くなる300Bは少ないと思われる。

 

設計の不十分な300Bアンプは、やはり一番弱い真空管そのものが背負う事になる。

言ってみれば、300Bのフィラメントはアンプのフューズのような役目を果たしてしまっている。

 

前述のブログのレビュー筆者が、300Bのバイアス抵抗を100W型にした、とあるが、それではこの880Ω〜1000Ωが断線する前に300Bはもちろん、出力トランスの一次側が断線する。

 

最近、大昔のLUXやタンゴの出力トランスが高値で取引されているが、たぶん多くが断線または断線しかかっているはずである。

トランスは新品でも良い音が出ないが、古過ぎれば充填剤がピッチ(コールタール)であるから、少し加熱すれば断線しやすくなる。

 

話が横道にそれた。もとに戻すとする。

300Bシングルアンプで、故障や不良が出るとすれば、これ以外には初段の増幅回路の真空管固有のノイズ以外にはない。

たまに、カップリングコンデンサのショートなどがあるが、その時は300Bはすでにオシャカであるはずである。

 

この続きはまたにする。