TANNOY HPDについて、その3

TANNOYのHPDが総分解、再組立が出来る事は、多くの人がご存知です。

HPD愛好家は、たいてい1組どころか2〜3組スペアにお持ちであると思います。

 

従って、エッジ交換はネットを検索するとたくさん出てきます。

しかし、純正のエッジだけの販売は日本代理店のTEACでも扱っていません。

昔ならば、純正コーンアッセンブリーで1個21500円で販売されていた記憶があります。

 

現在はファンテックとか言うエッジ専門店で代用品が売られています。

発泡ウレタン製のエッジの寿命は20年が限界です。(但しHPDでもHPD295Aだけはゴム製エッジで状態の良い物がたくさんありますが、エッジ以外の部分でやはり劣化がありますので、メンテナンスは欠かせません。)

 

ですから、HPD愛好家はたぶんいろいろと工夫されているのでしょう。

 

実は私もその一人です。

私のHPDは、20年程(正確には26年)前に思い切って自然素材の牛革にしました。


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これが完成した画像です。

素材は念のために、2台分作りました。


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これが、薄い牛革で裁断したものです。

ちなみにユニットの裏側からの画像がこんな感じです。


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このエッジは、もうゆうに25年以上経過していますが、変質どころかうまく馴染みベストコンディションです。

次回は、その作り方を紹介いたします。